目的のためにはかなりキツイ事もする可能性があるとも言えるのが、このグループの人だろうと思います。目的のためには手段を弄する事もあります。そのために周囲の人々からの信頼性を失う場合もあります。
一言でいって頭の冴えた人が多いので、何をやっても一応の成功に漕ぎ着ける場合が多いとは思いますが、その時に、思い上がって強欲に走ったり、ギブアンドテイクの精神をすっかり忘れてしまったりする事が、非常に多いタイプでもあります。そういう人生の進み方というものは、一時的には大儲けして、天下を取ったような気分になる事もあるでしょうけれども、そうそう柳の下にドジョウが二匹いるものではないと思います。やがてはその本質を見破られて、良い仕事を他に回されたり、悪いウワサが流れたりする可能性が高くなって来るはずです。何をやっても能力は高いわけですから、焦って階段を二段ずつ飛び上がっていくようなマネは、何もする必要がないわけです。そこの所の道理が何時わかるか分からないかで、この人の今後の運命は決まって行くものと思います。

このグループに属する人にいわせれば「逆風とは何ぞや」くらいに、人生にとっての逆風を逆風として捉えない傾向にあります。なぜなら、その行動パターンの最終段階で、概ね反社会的ないしは反道徳的な締め括りに向かって突っ走る事が多いからです。逆に、逆風が吹いて来ないようでは、その作戦や行動が計算通りに進まないとさえ思うのです。
だからといって、世の中そうそう計算通りにいくものではありませんから、「三十六計逃げるが勝ち」というような大逆風が吹くこともあるはずです。そういう時の逃げ足の早さは、また格別な人です。